幸せホルモン
私達の脳内では様々なホルモンが分泌され、心身の健康を保つために働いていると言われます。
最近 ときどき 耳にする 「幸せホルモン」。
幸せホルモンとは 脳内ホルモンの中でも、分泌されると心と体に心地良さを感じるもののことを言い、「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」「エンドルフィン」などがあるそうです。
脳内物質「幸せホルモン」って、意識して出せるのでしょうか??
何はともあれ、薬などで 身体に余計な負荷をかけず、安全に、
幸せな気分になれるとしたら、とても嬉しいです。
ドーパミン
ドーパミンは神経伝達物質で、アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体だそうです。
何かうれしいことや良いことが起きると 脳内で分泌されるホルモンで、快感を得ることができるとか。
「快感ホルモン」とか「やる気スイッチ」ホルモンとも言われているようです。
ドーパミンを増やすには、新しい体験をする機会を増やすことが有効といわれます。
新しい趣味に挑戦してみる、ファッションを変えてみる、いつもとは違う道を通ってみる・・・等々。
また 散歩やヨガなど適度な運動をすることも、脳を刺激し活性化することが期待されるそうです。
セロトニン
「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質のひとつ。
感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。心のバランスを整える作用があり、「安心のホルモン」ともいわれます。
セロトニンがきちんと分泌されると、他の神経伝達物質が暴走するのを抑制してくれるといわれます。
さらにセロトニンは 脳から分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」の原料であるため、質のいい睡眠にも関わっているとも。
ストレスの多い生活や運動不足、夜型生活などを続けていると、セロトニンが分泌されにくくなるそうです。
セロトニンは、アミノ酸の一種「トリプトファン」、ビタミンB6、炭水化物によって体内で作られるそうです。
トリプトファンは チーズや豆腐、卵、牛乳、バナナなどに多く含まれるとされます。ビタミンB6は レバーやマグロ、カツオ、にんにくなどに多く含まれてるといわれます。
バナナは トリプトファン、ビタミンB6、炭水化物をすべて含んでいます。
オキシトシン
視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンだそうです。
スキンシップなどの親密なコミュニケーションの際に分泌されることが特徴。人間同士の触れ合いだけではなく、人と動物が触れ合うことでもオキシトシンは増えるそうです。特に人と犬との間には、深くこのホルモンが関わっていて、触れ合うことで双方にオキシトシンの量が増加するとか。
「安らぎホルモン」「愛情ホルモン」「抱擁ホルモン」とも呼ばれます。
エンドルフィン
神経伝達物質のひとつ。
エンドルフィンが多く体内で作り出されると、モルヒネ同様の多幸感を抱くことができると言われます。
鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、「脳内モルヒネ」と呼ばれることもあります。
エンドルフィンは 苦痛を感じた時、その苦痛を取り除くために分泌され、「ランナーズハイ」と呼ばれる現象も、エンドルフィンが関与するといわれています。
エンドルフィンは 痛みやストレスがかかった時だけでなく、精神的・肉体的に満たされた時も分泌されるそうです。
「好きなことをしてよく笑う」のも エンドルフィン分泌には良いみたいですね!