イチジク(無花果)
クワ科イチジク属の落葉高木。南蛮柿、唐柿という別名もあります。
原産地はアラビア南部。
古くから、世界各地で
「不老長寿の果物」と呼ばれたり、
「知恵の木の実」と呼ばれたりしてきた栄養価の高い果物。
アダムとイヴのお話にもイチジクは登場してます。
日本では、江戸時代から「薬の木」といわれ
今に伝わる果物のようです。
いちじくは
実の中に白い花を咲かせますが、
実に包まれて外から見えません。
花を咲かせずに実をつけるように見えるために
この漢字「無花果」がついているそうです。
いちじくには栄養成分として、
果糖、ブドウ糖などの糖質、ビタミン類、鉄分
カリウム、カルシウム、ペクチンなどが含まれています。
水溶性の食物繊維のペクチンは、
コレステロールの吸収を抑えて糖尿病や高血圧を防いだり、
腸の活動を活発にして便通をととのえる作用があります。
いちじくには フィシンなど、
たんぱく質分解酵素プロテアーゼが多く含まれているので、
肉料理を食べた後など、食後のデザートにぴったりです。
消化を促進し、胃の負担を軽くしてくれます。
イチジクの収穫期は長くて夏果の物は6月〜7月、秋果の物は8〜10月。
食べ方は 生食のほかに無花果の赤ワイン煮が有名です。