基礎代謝を上げる
そもそも 基礎代謝って?
【基礎代謝とは】
覚醒状態で、生命活動を維持するために 必要最小限のエネルギーのこと。
何もせずじっとしている時でも、体は生命活動を維持するために、心拍や呼吸・体温の維持などを行っています。これらの活動で消費される必要最低限のエネルギーを生み出すための生体内化学反応のことを指します。
【基礎代謝量】
心身ともに安静な状態の時に生命維持のために消費される必要最小限のエネルギー代謝量。
一般的に基礎代謝は、男性の方が高く、女性の方が低いとされます。(成人男性が約1500キロカロリー程、成人女性が約1200キロカロリー程)男性のピークは15〜17歳の1610キロカロリー、女性のピークは12〜14歳の1410キロカロリーで、その後 加齢とともに 徐々に 基礎代謝は下がっていくそうです。


「基礎代謝を上げる」メリットは?
- エネルギー消費量が増え、わずかな運動量でも脂肪が燃焼しやすくなる。
肥満を防ぐことで、生活習慣病予防につながることが期待されます。
- 基礎代謝が高い人は体温が高いので、新陳代謝も活発に。
ハリ・つやなどの美肌効果や、傷の治りも早くなることなども期待されます。
- 基礎代謝が上がり体温や血流が上昇すると、自律神経が整いやすくなる。
冷え性・むくみや、腰痛・肩こりの改善など、病気の予防も期待されます。


「基礎代謝を上げる」には?
基礎代謝は 筋肉量や体質など、さまざまな要素から影響を受けるそうです。運動をして筋肉量を増やしたり、適切な食生活を実践したりすることで、基礎代謝を上げることができるようです。
■血流アップ、筋肉量アップ、柔軟性アップが期待できる、ゆるい運動を
有酸素運動・スクワット・ストレッチなど、決して無理のない程度で。
カラダに負荷のかかり過ぎる 無理な運動は かえって危険!!
それぞれの運動の専門家の指導を受けることをお勧めします。
■腸内環境を整える
免疫機能の70%が腸に存在するといわれます。
腸内環境が整うと、基礎代謝が上がりやすくなります。
腸内環境を整えるには、善玉菌が含まれる発酵食品や、善玉菌の餌になる食物繊維が豊富に含まれる食品がお勧めです。
■体が温まる食べ物をとる
カラダを温める作用のある食材を食べることも有効です。胃腸を温めることで内臓の働きが活発になり、基礎代謝の向上も期待できます。
体を温める食べ物には「冬に旬を迎える根菜類」「薬味類」「発酵食品」などがあります。さらに 基礎代謝を高め筋肉を維持・向上するために、たんぱく質の摂取も重要です。
■水分を多めにとる
水分補給により血行が良くなるため、基礎代謝の向上が期待できるそうです。血液循環アップが期待できる白湯を飲むことで胃腸を温めると、内臓の働きが活発になるため、水分補給には、冷たい水よりも 白湯がおすすめだそうです。

