サプリメントには大きく分けると、天然と合成があります。

天然サプリメント（天然の素材のみで作った）
合成サプリメント（薬品などを合成して作った）

天然サプリにも　下記の2種類があります。
「完全な天然サプリメント」と
「天然素材を使って合成的に作るサプリメント」

そのため実際には サプリメントは３種類に分けられます。

①化学合成サプリメント

②天然素材から合成的に作るサプリメント

③完全な天然サプリメント

上記①〜③で、

上の方（番号が小さい）ほど、つまり、
合成サプリメントの方が 価格が低くて、取扱い店が多く、

下の方（番号が大きい）ほど、つまり、
より完全な天然サプリメントの方が 価格が高くて、取扱店が少ない、
という傾向があります。

どちらかが完全に良くて、
どちらかを完全な悪者、と単純に決めつけるのでなく、
其々のサプリの特徴を　ご理解・ご納得いただいて、
さらに 何よりも「個々の製品の原材料」などを見極めて、
各々様に　ご判断していただくのが望ましいのではないでしょうか。

【天然サプリメントの特徴】

・植物や海産物など自然界に存在する
　生命より抽出された栄養素　から作られたサプリメント。

・天然の食物をほとんどそのまま栄養素として使用したサプリメント。

・自然のものを使用しているので、
　野菜など原料の収穫量や天候・季節の影響を受けやすく、
　その量にも限りがあります。

・取扱店が少なく、手軽に購入しにくい

・原材料や製造過程のコストが高く製品価格が高い

　
【合成サプリメントの特徴】

・科学的な方法で抽出された成分から作られたサプリメント。

・薬品などを合成して作った物。

・人工的・化学的に作られているので
　天候等に左右されず安定した生産が可能

・大量生産が可能なのため、価格が低く
　コンビニや安売店などで手軽に購入できる

・原材料や添加物などはチェック要。
　石油由来の物質が使用されるなど、身体的負担にも考慮が必要。

【天然サプリと合成サプリの違い】

■価格

厳選した原材料や希少な素材、こだわりの製造法など
安全を重視したコストは価格に反映されます。

一般的に天然サプリメントは価格が高くて、
非常に安価なものは、ほぼ合成サプリメント
である場合が多いようです。

■原材料名の表記

・合成サプリメントは

　栄養素名だけ表記（ビタミン、ミネラルなど）されています。

・天然サプリメントは

　素材名（野菜・果物・動物などの名前）が具体的に表記されています。

■吸収率

一般的に天然の栄養素のほうが体への吸収率がよいといわれています。
動植物に含まれる栄養素の相乗効果は、合成の成分では期待しにくいとされます。
合成サプリの場合、せっかく摂取しても体の細胞が合成物を受け付けず
多くが排出されてしまうからです。

■体への負担

一般的には天然サプリメントのほうが体への負担は少ないといわれていますが、
個々のサプリメント商品に記載してある
原材料から判断していただくのがより適切かと思われます。

■味

天然のサプリは 独特の匂いや味がするものが多いです
個性的な味（まずい）です。
合成のものは、飲みやすくしてありますので
ほぼ無味無臭です。　

■見た目

カプセルのタイプで、継ぎ目がないものは合成、継ぎ目があるものは天然だそうです。
継ぎ目がないものには 原料に添加物が使われている可能性が高いです。

カプセルで継ぎ目のあるものは ゼラチンを原料としているものが多いです。
ゼラチンの原料には動物性と植物性がありますが、より安全で身体にやさしい植物由来のカプセルが理想的。植物由来のカプセルはコストがかかるため少ないようです。

合成サプリメントの多くは
添加物・凝固剤・着色剤を使用し見た目がきれいなものが多いです
天然サプリメントの多くは（材料にもよりますので一概にはいえませんが）
原料の色が混じり見た目は悪いです。錠剤・カプセルの形状でも同様のようです。

 以上は天然と合成サプリメントの相違点について、おおよその目安のであって、例外も想定されます。