桃の節句
ひな人形を飾って
女の子の健康と幸せを祈る大切な行事。
現在は、3月3日のひな祭りです。

桃の節句の起源は平安時代。
昔の日本には五つの節句があり、
その一つ「上巳(ジョウシ)の節句」が
後に「桃の節句」となったそうです。
上巳の節句の日に薬草を摘み、
その薬草で体のけがれを祓い、
健康と厄除けを願うというもの。
上巳の節句の行事が
平安時代の宮廷貴族の
「ひなあそび」や「流し雛」につながり、
ひな祭りの起源となったようです。
ひな祭りは、
高貴な生まれの女の子の
厄除けと健康祈願のお祝い「桃の節句」が、
庶民の間に定着していった
お祝いというわけです。
今も昔も
子供の健康と幸せを祈る親の気持ち
受け継がれる、素敵な風習です。



◆日本の五節句
●人日(じんじつ)
陰暦1月7日「七草がゆ」
●上巳(じょうし)
陰暦3月3日「桃の節句」
●端午(たんご)
陰暦5月5日「端午の節句」
●七夕(たなばた)
陰暦7月7日「七夕祭り」
●重陽(ちょうよう)
陰暦9月9日「菊の節句」
重陽の節句を除く四つのお節句は現代まで伝わる行事ですね。