ひなげし
ケシ科の一年草。
原産は、ヨーロッパ。
英名、ポピー、
仏名、コクリコ
中国名、虞美人草(グビジンソウ)。
ヒナゲシの別名、虞美人草は
中国の絶世の美女「虞后(ぐき)」に由来するそうです。
虞后は
秦末期の楚の武将、項羽の寵愛を受けた女性。
楚漢戦争(垓下の戦い)の最後のシーンで、
劉邦の軍に包囲された(四面楚歌) 項羽が、
もはやこれまでと決別の宴を催した際、
項羽の思いを受け止めた虞姫は、
剣を手に舞を舞った後、自害します。
虞姫が自刃した場所に、翌年咲いた赤い花が
「虞美人草」と呼ばれるようになったとか。
はかなげに風に揺らぐ美しい花は、ありし日の虞后の姿に似ていたのでしょうか。
花言葉
「乙女らしさ」「感謝」「思いやり」 「慰め」