ニシン(鰊)
ニシン目ニシン科の海水魚。
別名、春告魚。
ニシンは 日本では
室町時代から食用にされましたが、
最初は数の子だけを食用にして、
身は肥料にされていたそうです。
身欠ニシンは
頭や内臓を取除いて干物にした保存食。
身欠ニシンを甘露煮したものをのせた
にしんそばは、北海道や京都の名物となっています。
ニシンの卵巣が、数の子です。
数の子の粒の多さが
子孫繁栄を連想させることから、
縁起物として、お正月の
おせち料理に使われます。
主な栄養成分は
ビタミンB6、B12、D、E、ナイアシン、
カルシウム、鉄、リン、EPA、DHAなど。
ビタミンではB・D・Eを多く含み、
青魚の特徴であるDHA、EPAなどの
不飽和脂肪酸も多く含んでいます。
カルシウム、ビタミンDも多いので
骨の強化にも役立ちます。
数の子は
DHA、EPA、ビタミンEが豊富ですが、
コレステロールが高めなので
食べ過ぎには注意が必要です。